【無機物を通して冷酷な日常を見る】
誰のどんな人生であろうと、それは死への過程でしかない。
他殺や自殺。死と価値観に関する短いフィルムでした。
(それだけがテーマではなさそうでしたが)
少し前にU…
『ハッピーエンド』ってタイトルの時点でハッピーエンドではないことが確定。ミヒャエル・ハネケの映画がハッピーエンドなわけがない。長回しや俯瞰的なショット、独特な静けさはミヒャエル・ハネケの映画だなとい…
>>続きを読む遠目からの定点カメラで淡々と撮るシーンの、突き放した目線がたまらなく効いてくる。
ピエールが1人、ピエロになって苦悩しているのが見てて辛かったし、ピエールがいることで、ちょっと気取ったシニカルな映…
■永遠に続けばいいと思うほど不穏で退屈。全員が壊れている。
亀裂の入った平均台を知らずに歩くこの世の人間すべてに当て嵌まる映画。
ミヒャエル・ハネケ監督らしく不快感と爽快感が入り混じっている。構…
束縛抑圧と異常性欲はハネケにはいつものことなのですね。
車椅子のじいちゃんが殺されたがっているのがいいし、たぶん協力者を求めて街を散歩しているだろうシーンもいい。ラストシーンも海が綺麗だし、じいちゃ…
不快な映画を作ろうとしたという、監督自身の言葉を裏切るように、この映画は不快でもシニカルでもないように感じられた。むしろ、ハネケにしては可愛く、爽やかですらある。
フランスの最北端の町と言えば、ダ…
13歳のエヴは、母の自殺未遂をきっかけに離れて暮らす父の住む家で暮らすことに。そこには事業で財を成した祖父や叔母、父の新しい妻と子も居るが、みんなどこか空虚でよそよそしい。
エヴと祖父が、互いの…
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