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パリのナジャのcookieのレビュー・感想・評価

パリのナジャ(1964年製作の映画)
2.9
短編ならどうかしらと、懲りずにロメール作品に再々挑戦。

パリでどんな日々を送っているか、留学生ナジャが街の紹介を交えながら語るのを見せる13分のモノクロ作品。

勉強はそこそこに、単独行動でパリでの生活を人間観察しながら謳歌している風のナジャ。
観察したり一緒に会話を楽しんだりするのは男性ばかりだなぁ😁

たっぷり時間があるこの時期は、彼女曰く「人間形成」の時。無駄に過ごしているように見えても、あとで振り返ると貴重✨
人生の中で必要な過程だな〜と、そこはしみじみ😌

「ダゲール街の人々」と比較すべきではないけれど、本作は街の人々ではなく女性としてのナジャに好意の目が向けられているところが、私の中でのスコアの違い。
習慣でないことが見え見えなジョギング姿といい、リア充自慢的なものも含めて彼女を温かい目で見るべきなんだろうな。そうでない自分を思い知らされるのは、やはりロメールだからか...💦

ナジャのルックスが「シュザンヌの生き方」のシュザンヌとよく似ていた🙍

【notes】
●あらゆる建て前から離れることができる。
●パリを発見する以上に、自分について教わる。
●この界隈は軽んじられている。
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