ドブさらい亭ヘドロ

ジャニス リトル・ガール・ブルーのドブさらい亭ヘドロのレビュー・感想・評価

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今年2本目に観るジャニスの映画。両親に宛てた手紙を軸に進むドキュメントは本当に丁寧に人間としてのジャニスを描いてたと思います
これを観ると、ジャニスは大きな才能と名声を得ていたけど、それ以外は本当等身大の普通の20代だったのがよく分かります
ただ幸せになりたいだけなのに、学生時代に得た傷がその人の人生を左右する事はよくありますが、ジャニスも例外ではなかったんですよね
そういう人間が何をするか?と言えば、愛してもらう為にありのままの自分で生きようとするものです。それで好かれようと嫌われようとも、何の言い訳もできない自分でいる事が表現そのものになっていきます
そういった意味でジャニスは本当ありのままの全身ミュージシャンであったと言えると思います。その代償は大きかったでしょうけど、彼女は未だに忘れられず、誰からも愛される人になりました。本当本望でしょうね。残念なのはジャニスはその事を理解しないままあの世に逝ってしまった事ですね