Joey

ジャニス リトル・ガール・ブルーのJoeyのレビュー・感想・評価

5.0
この自粛っていつまで続くのだろうか。確かに滅入ってくる。映画館に行けないのは辛すぎる。こんな時に頼りになるのは動画配信サービスってやつだ。便利になったもんだ。こんな時、なぜか、音楽ドキュメンタリーを観続けている。やっぱり音楽が持つマジックに頼るしかない。
ところで、UNEXTってサラウンドには対応していない事に気が付いてしまった。これはイカンです。

剥き出しのジャニスが映し出されいる。ただ、映像が語るよりも、彼女の歌唱の方が如実に彼女の心情を語っているような気がする。初期の頃は叫んでいた。全ての憎悪を吐き出していたような気がする。ジャニス自身が語っていたように、何オクターブの音階が出せたとしても、ビリー・ホリディやアレサ・フランクリンの表現力には敵わないって。叫んでいたジャニスが、Pearlの頃には語れるようになっている。ロスチャイルドの功績が大きかったのだろう。もっと早く出会って欲しかった。タイトル曲に詩が吹き込まれなかったとしても、今でもPearlは光り輝いている傑作だ。

タイトル曲のLittle Girl Blueは、よくぞスポットライトを当ててくれたっていうぐらいの名演。それとTrust Meが沁みた。プレイリストに入れました。ところで、ジョンへのハッピーバースデイはPearl Legacy Editionで聴くことが出来ます。こんなHappy Birthdayは初めて聴いた。
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