kirito

ガタカのkiritoのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
4.0
【全てを賭けて運命に逆らえ!!】

「犬も歩けば棒にあたる」
「花より男子」
「泣きっ面に蜂」
日本は古来からことわざを嗜む文化を持ち合わせているが、近年新しいことわざが極一部で出回っていることを聞きつけた。
『「ガタカ」を観ぬものSFを語るべからず』

なるほど( ⊙‿⊙)
私は別にSFのジャンルに強い思い入れがあるわけではないが、それでもここまで言わしめる作品には一度ちゃんと挨拶をしておかなければならない。
それが「Filmarks的常識人!」への道なのだ。


… ここからレビュー …

<今からそう遠くない将来>
そこでは遺伝子研究が発達していた。
優れた遺伝子を持つものと劣った遺伝子を持つものとで世界は二分された。
そう。
【遺伝子差別時代】の幕開けである。

子供が産まれてすぐに遺伝子調査をすれば、今後の寿命や病気となるのがわかるというのだ。
しかも受精卵の時点で遺伝子をいじれば最高傑作の子供が出来上がるらしい。
なんとも恐ろしい世の中ではないか。

主人公は劣勢の遺伝子をもっており、宇宙飛行士になりたくてもなれない身体であった。
他方で、交通事故で半身不随となったジェロームは優勢の遺伝子を保持していた。
彼に成り代わり、主人公であるビンセントは宇宙へ臨むことになる。

彼は定められた「宇宙飛行士とはなれない」という運命に逆らって宇宙へ飛ぶのだ。
それは全てを賭けた挑戦でもある。

しかし、同時にそれは波乱の幕開けでもあった。
ガダカの署内である日、殺人事件が起きる。
そこでビンセントは不注意にもまつ毛を残してしまう。
捜査当局の手はガタカの中に迫る。
彼は果たして無事に宇宙へと旅立つことはできるのか?

この捜査官達がまた鋭い。あの手この手を使ってくるので、ドキドキ感も味わえる!!

まさかの最後の展開には気付かなかった。
確かにあれは伏線だよな~
そして、医者のおっちゃん!!
あんたはいいやつだよ!! 最高だよ!!


主演はイーサン・ホーク。
名前は当然知ってるけど、作品としてはお初の人だった。
「ちっすちっす(゚∀゚) 」
これから他の作品でもお会いしましょう!!
あなたの作品のClip沢山してますよ~

ジュード・ロウはまだ髪の毛がちゃんとしてた!!

確かにこの運命の切り開き方は誰しもにできる方法ではなかったが、それでも彼は運命に立ち向かう勇気を教えてくれたのだ。
「可能性」という言葉を信じて。


近年、「遺伝子研究」は医療の現場において多大なる貢献をしている。
確かに、その分野は目覚しい発展を遂げてきた。難病や遺伝子疾患が事前に判断でき、その治療法も解明される時はもうすぐそこかもしれない。
しかし、同時にガタカのような時代が来ないとは言い切れない。
そのときに我々はどのように立ち向かうことができるだろうか?

本物のジェロームは最後にビンセントに対して言う。
「体を貸す代わりに夢をもらった」と。
そして、自分の息子には遺伝子に問題がある「だが、希望はある。そうだろう?」
とビンセントに言った医師。

彼らにとってみれば、彼の存在そのものが「希望」だったのだ。

「全てを賭けて運命に逆らえ!!」

2015.12.2