russiancake

ガタカのrussiancakeのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
4.0
隅から隅まで美しい映画だった。25年も前の映画というのに驚いた。ストーリーが秀逸。

無機質で冷たい宇宙開発企業のガタカ。差別も科学的。法も遺伝子の前では無意味。遺伝子至上主義社会の合理性と脆弱性ともの悲しささみたいなのが感じられて切ない。これが現実だったら努力なんて言葉なくなるんだろうな。遺伝子が限界を決めるのではなく自分が自分の限界を決めるというところに希望があった。ヴィンセントとジェロームの友情とユマサーマンのクールビューティーに感動。

完全に虚構の話なんだけど現実世界もこのガタカの世界に少しずつ近付いていってる気がしてならない。
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