パピワン

ガタカのパピワンのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
4.2
「右利きは用を足すときは左手で持たない…遅れるぞヴィンセント」
20年以上前の映画なのに近未来、もしくは秘密裏に現在行われてそうなテーマの映画!!
「遺伝子操作」、「デザイナーズチャイルド」を題材にした映画!
NASAによる「現実的なSF映画1位」!!
雰囲気から設定からめっちゃ良い!!!
90年代の名作映画の1つ、めっちゃオモシローい(´∀`*)

あらすじ!!
遺伝子操作が当然の時代、両親の気まぐれか自然のまま産まれたヴィンセント•アントン•フリーマン。
赤ちゃんは産まれた瞬間におおよその寿命から障害、死因などが予測できてしまう…

順調に育つヴィンセントだが、やはり遺伝子の予測のまま、病弱で身体が弱い様子。
育てるのが大変だと思った両親は次の子供は遺伝子操作で産むことを決意。
そうして産まれた弟アントンはやはり遺伝子のまま優秀な肉体で健康的に育っていく。

成長し、仕事に就くヴィンセントだが、遺伝子操作を受けていない者として新しい低下層の者「不適正者」として仕事などに差別を受ける。
そんな中、ヴィンセントは宇宙に夢を見出し、「適正者」の中でもエリートしかなれない宇宙飛行士を目指したいと考える。
そして、ヴィンセントは事故によって足が不自由な「適正者」モローと協力し、入れ替わることを企てる!

しかし、職場で殺人事件が起きたことにより、ヴィンセントはピンチに!!?
頻繁に行われる遺伝子チェック、血液検査、尿検査、指紋、毛髪、それら捜査をくぐり抜けヴィンセントは宇宙飛行士になることができるのか!!??

実際に有り得そうどころか、むしろどっかの国ではやっていそうな「遺伝子操作」による人間の作成。
ガンダムSEEDデスティニーであった「ディスティニープラン」の元ネタ映画だな!
遺伝子によって適正を見出して、進路、職業を決めていくってやつ!

今作の主人公ヴィンセントは遺伝子の不利を努力で跳ね返すスーパー努力家!
遺伝子による理不尽な差別。
遺伝子操作をしたことにより、逆に人の可能性を縮小してしまっているという皮肉。
そんな問題に立ち向かい、可能性を提示していくヴィンセントカッコ良すぎだろと思ってたけど…
ラストの医者ー!!!あのワンシーンだけで株が爆上がりな名シーンじゃないか!
めっちゃ良い映画だった!まさに名作!
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