遺伝子で全てがわかってしまう世界。その描き方が良かった。
冒頭、謎の作業をする男。体を強く擦って垢を落とす。必死な姿。指に何かを貼る。太腿に謎の液体を仕込む。なんだこれは?手順が多い。
このシーン、はじめは意味がわからないが興味を引く。
話が進むと全ての意味がわかる。
必死に垢を落とすシーンはこの後も何度かある。正体がバレることへのおそれが強く伝わってきて良かった。
自分の正体を明かしたうえでの幸せが得られそうになるが、うまくはいかない。その苦さも良かった。
ひとつツッコむとすれば、
あんなに科学が発達してるのに脚は治せないのかよ!
ということぐらいだ。