ガタカのry0のネタバレレビュー・内容・結末

近未来、危惧しなくてはならないテーマであるようで興味津々で見れた。遺伝子よりも、精神力の強さが大事であると訴えたい、そんな製作者の想いが汲みとれる映画だ。
生まれた瞬間に、その子の死因、寿命、能力が判定できる時代。それこそ、精神力さえも数値化されてしまうなら、この映画の結末は矛盾なのだろうか。
否、それは生まれた直後の能力でしかない。今を生きる人のあらゆるステータスは変動する。
人は過ごす環境で大きく能力が変わり、弱いメンタリティでさえ強くなるきっかけがある。何もかも弟に劣り、遺伝子操作を加えず自然に生まれた兄。兄弟は幼少からどれだけ海を泳げるかという度胸試しをする。兄は何度も負け、苦渋を舐め、強いメンタリティを手にしたのだろう。
この映画はそうだな、流行りのアニメ、ワンピースでいえば、サンジのヴィンスモーク家のエピソードにとてもマッチしている。尾田さんもこれを元にしたんじゃないかなってくらい。