息苦しい映画だった。
というのは、人の全てが遺伝子検査でわかってしまう近未来の世界。不適格者と烙印を押されてしまうと、住む世界、人間関係、仕事全てが限られてしまう。
この遺伝子検査というのが相当精度が良くて、血液、毛髪、唾液は勿論、垢やフケ１つも見逃さない。
とにかく息苦しい。
不適格者の主人公、イーサン演じるヴィンセントが宇宙へ飛び立つ夢を実現させるために奮闘するお話。
この映画で私が惹きつけられたのは主人公ではなく、ジュードロウ演じるユージーン。ジュードロウへの贔屓目を差し引いても、魅力的なキャラクターだった。いや、やっぱジュードロウだったからかな😅
ユージーンはなぜ、ヴィンセントに対してそんなに献身的にサンプルを提供し続けるのか不思議に思いながら観ていたが、ラストにその答えがわかる。ユージーンの人生を想うと泣けてくる。
そして彼が2位止まりで苦しんだ競技が最後にわかるが、これまたイカした設定。唸ってしまった。
