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ガタカのserinaのネタバレレビュー・内容・結末

ガタカ(1997年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

アンドリューニコル3作目

メイキング動画もみたけど、製作陣が口を揃えてニコル監督の独創性と隠喩の多用について話してたから緻密さに気づく必要があるんだなーって終わってから思った。


いつもは警告しないけど、今回は念のために。以下ネタバレなので、読むなら観賞後で。





科学の発展は限界を突破していくだろうけど、同時に人の限界を定めてる。皮肉な未来を描きつつ、人間の精神は遺伝で決まらないとメッセージ。でも最後にはやっぱり科学の正確さを証明してしまう映画。(30で死ぬ可能性が高いということは、死なないかもしれないけどほとんどは死ぬっていうこと。)

科学の力で変化した人間には、やっぱり構造的に劣ってしまう事実を突いているところ。肉体的に勝らずとも精神的な強さというのは、強い意識で対抗できることが伝わってきた。

最後の焼身自殺をした点について。見てる時は、銀メダルが金メダルになった瞬間だ!でも、なんであのタイミングで?旅に出るんじゃなかったの?ってなったけど、いろんなサイトを読んで、一番腑に落ちて鳥肌がたったのが、ヴィンセントが死んだからっていう考察。これを読む前は評価3.8って考えてたけど、4.8まで上がった。製作陣のいう隠喩の最大ポイントなのかなって思ったし、どこまで理解をするか、どこまで想像するかっていう未知の楽しみ方ができるからSFが好き。
(このサイト読みました)
https://blog.goo.ne.jp/sepurainnole/e/e5818bfa9d12fc7152b408d82a8ac719

不適正が適正に変わった時は嬉しくてたまらなかった。

ストレンジャーシングスファンはみよう。ロビン役のマヤホークは、イーサンホークとユマサーマンの娘とか、もう私得でしかないんだ!ここのふたりがくっついてたなんて。
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