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料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命のcoyoteのレビュー・感想・評価

3.2
ペルー料理をガストロノミーに昇華させ、世界に知らしめた立役者、ガストン・アクリオ。
彼のインタビューと、ロードムービー的に食を探求する中で垣間見えるペルーの気候風土や人々の暮らしが交錯し、その哲学や理念を浮き彫りにする記録映画。
彼が料理人の枠を超えて、人々から尊敬され愛される理由がわかる。そして彼の愛するペルーが何で構成されているのかも。インタビュー中、スペイン語の「responsibility」と言う言葉が何度も登場したのが印象的。ペルーの著名な政治家の息子だと聞いてなるほど感。あと、食や人と触れ合った時のささやかなエピソードをすごく鮮明に語っていて、そういうのが料理にストーリーを込める源泉になっているのだろうなぁーと言うことも。
あと、タイで協力隊やってた時こういう感じだったなぁ〜と言うのも懐かしく思い出した。辺境の地にいたので、バンコク育ちの出自の良い&社会的にいいことやってるインフルエンサーを受け入れる側でした。目線を同じにして語る彼らの言葉は村のおばちゃんに良く響いていたなと。日本では政治家以外にあまりそういうシーンを見ないですが。

とにかく未踏の地ペルーに行ったらぜったい、お店に食べに行くぞ!と思い、google mapでポチッと☆つけておきました。
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