怪獣映画のノリが元々好きな人間による忖度バリバリの星点数です。ストーリー･設定等がかなり随所随所ガバガバですが、その代わりライブ感200%です。前作もその傾向がありましたが今回は特に顕著です。怪獣映画大好きおじさん監督が制作した無邪気な怪獣好きのための怪獣映画、ぜひ大きなスクリーンで見て欲しいです。シナリオがしっかりした映画も勿論大好きですがたまにはこういう好きな物を勢いよく詰め込んだ映画を見るのもスカッとします。
アレな世界になったりアレが出陣したり、小栗旬がアレになったり、サプライズ要素多め。
怪獣プロレス魅せるために人間ドラマを徹底的に削ったの分かってるわ〜
以下ネタバレあり
ゴジラは水中生物でもあるので海の戦いはコング不利過ぎだろと思いきや、エヴァ弐号機のような船足場戦法をするのでエモさMAX。
インターステラーのような演出を挟みつつ、地下空間に行ってしまう異世界SFの展開に興奮。
反重力で遊んだり王座ごっこをするコングで謎のほっこり、コングの表情の機微が細やかに表現するCG技術。
白目を剥いた小栗旬がパシフィック・リムのリモートverで操作する便利メカゴジラはレディプレ1に登場したものにデザイン似てた。
怪獣の骨からメカが作られるのはお約束だが、その元々のメカゴジラ設定を知らない人は突然出てきて訳が分からないと思う。そもそも古来のライバルで戦う歴史の運命だから戦う！というのも意味不明だが。
地下空間で湧いてきた雑魚怪獣がバトラをスタイリッシュにしたような造形で好き。香港のビカビカしたビル群の中で夜間戦闘を行う巨大生物達というのは見たことなかったかもしれない、そんな映像興奮するに決まっている。
