ガタカの作品情報・感想・評価

ガタカ1997年製作の映画)

GATTACA

製作国:

上映時間:106分

ジャンル:

4.0

「ガタカ」に投稿された感想・評価

人は自分より何かで劣っている人を探すのが大好きだ

競争の世界に身をおいていなくとも
すべからく私たちは他人との優劣を意識して生きている

何の為に?

たぶんそれは、ひとえに自分の自尊心の為…


この映画の主人公が、想いを寄せる女性に投げ掛けた言葉

『君はいつも僕の足りないところを探している』


もし自尊心を、生まれた時からズタズタに切り裂かれ、劣勢という烙印を押されていたら…

私たちはどう生きるだろう?

そこに甘んじるだろうか?

夢みることを諦めるだろうか?


いや、違う。

生命は、地球に生を受けて以来
劣悪な環境に適応し果てしない時間をかけて運までも見方につけて、生き残る術を身につけたのだ

自らの力で身につけたのだ



この映画は

先天的な優秀と称される才能よりも
後天的な抗う力、その可能性を信じる映画

夢みる人に夢を重ね
自らの人生をそこに投じる
男の生きざまを感じる映画


素晴らしい二人の俳優、イーサン・ホークと、ジュード・ロウの怪演に酔いしれよう


初見が一番楽しいはず…

なので

あまり情報を入れずに観てほしい


あー、初めてみる人が羨ましいー!
ジュード・ロウが好きと言ったらすすめられて観ました。SFはあまり観ないのですがみるみる引き込まれた記憶があります。人間模様もきちんと描かれているのでそれが良いです。
msms

msmsの感想・評価

4.8
どんな話なのか最初は全然わからなくて、ただひたすらまっさらに綺麗な映像とBGM
それがどこか本当にありそうな近未来感
後半は自然と涙がこぼれた、、、
トゥルーマンと同じ脚本の人でもしかしたらまた合わないかも、と思ったけどこれは良かった( ; ; )
サスペンス要素もコミカルなのが不思議。
俳優も豪華〜若いし

おかれた状況の中で終始全力で戦い抜く主人公
恵まれた環境でもいつも成功者を支える役
遺伝子を選べるようになったとしても運命は運命。
掴み取りに行く、ってこうゆうことなんだって感じた
弟の存在も良かった
本当に良かった また観たい
Walker

Walkerの感想・評価

5.0
最高でした
紫煙

紫煙の感想・評価

4.0
完全性への美しきアンチテーゼ。けれど美しさは、不完全であることでも、"Anti(反)"を唱えることでもなく、その立ち姿にある。

『君の名前で僕を呼んで』を観た後に、この映画を振り返ると、私の青春期を照らしてくれた美しさの秘密が、少し分かったような気がした。

多様性の豊かさが、静かで小さな震えを包み込む『君の名前で僕を呼んで』に対して、『ガタカ』のほうは、管理社会に敷かれた選民思想の中を、必死に生き抜こうとする。

どちらも美しいのだけれど、色合いが異なり、関連づけてみるとその差異がよく分かった。

大きな声では言えないけれど、私にも遺伝的な欠陥がある。その欠陥は、私が得意とする領域の中に埋め込まれるように存在していて、社会でサバイバルしていく上で他の道を選ぼうともしたけれど、結局はその道へ戻ってくるしかなかった。

だから、ヴィンセント(イーサン・ホーク)の苦しみは、暗喩としてではなく、直接的に私の苦しみだった。

"個性"とは、他者より優れた特質を言うのではなく、むしろ他者より劣っている点を、"避けたり、他で補ったり"する中から生まれてくる。

40歳を過ぎてから、そのことに気づいた時、本当に目から鱗が落ちるような思いがした(気づくのが遅いですね…)。

不公平に対する"Anti(反)"ではなく、拮抗するように誇りをもって立つ姿。『ガタカ』の美しは、そこにある。

私が愛しているのは、コンサートシーン。6本指のピアニストによるシューベルトの即興曲作品90-3。5本指では弾けない副旋律が、ほんとうに素敵で…

この作品を象徴する、アリアのように私には聞こえる。
fuu

fuuの感想・評価

4.0
20年以上前の映画だなんてとても信じられない。スタイリッシュで近未来、どこか寂しさを覚えながらもその内に秘める希望や熱を所々で感じられて最後は一気に感極まった。境遇や環境に自分の人生を奪われたくない。自分の夢を迷うことなく一身に、貪欲に信じた男の人生の叙事詩。
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