たいてぃー

アズミ・ハルコは行方不明のたいてぃーのレビュー・感想・評価

アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)
3.5
この作品を観ながら、フェミニズムなる言葉が過ったが、未だにそんな意識はあるのか?って疑問も感じていた。
確かに春子が勤める会社にいる社長のような男は実在する。ところで、この役を国広富之が演じているが、こんな陰険なのをやらせれば、流石に上手い。でも、アラフォー従業員の吉澤に一本とられてしまう。この役は山田真歩だが、これまた名演。この辺の役者の選び方はいい。
このアラフォーに、春子や愛菜の立直り具合とかは、フェミニンで間違いない。でもJKギャング団は過剰。ラスト近くでは、JK以外も加わってやりたい放題。行き過ぎたフェミニズムへの批判とも感じられたのだが。
そして、時間軸跳び。単調なストーリーのため、敢えて脚本からこんなスタイルにしたとのことだが、やっぱり分かりづらい。でも複雑化と言うことでは成功している。それとも、もう一度見たくなるように、わざとこんな演出したんじゃないかって疑問も湧いたが。
それと、石崎ひゅーい。魅力はあまり感じられなかった。何故、使ったんだろう・・・。