やま

キングスマン:ゴールデン・サークルのやまのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

まずMy Generationがなぜない。
予告に騙されたとしか言いようがない。


見終わって思ったのは、ジュリアン・ムーア素晴らしすぎる。彼女ほど汚れ役に適してる女優は数少ない。今作もどうしようもないサイコパスな悪党を演じていて、前作のサミュエルL・ジャクソンに引けを取らないボスを演じていたように思える。彼女が嫌いで仕方ないって人は彼女の魅力にまんまと引っかかってるなぁと思います。



前作が良すぎたからかもしれないが、全体的にかなり退屈だった。前半なんかは、ダラダラと長いコリンファースの記憶直し。実は生きてたぐらいでいいのに。ストーリーが全然面白くなかったです。前作の主人公の成長物語みたいな感じが良かったのに。


まず冒頭からあまりテンションが上がらなかった。なんかCGぽさが出すぎて好きになれなかった。悲しい。スキーの下りなんかもなんだあれという始末。バトルシーンも満足できない。どうみても最後裏切るとしか思えないウイスキーの見せ場が何故か多い。僕は前作のハリーの教会での音楽とマッチしたあの暴れっぷりを期待してた。あれぐらいのがない。もっと狂ってる感じを期待してた。YouTubeで何度あの戦いを見てることだか。
全体的にバトルシーンが微妙かなと。


音楽も前作の方が良かった。カントリーロードなんかも良いし、確かに良い曲もあるんだけど、キングスマンのようなグロい感じもありつつちょいエロもあるような映画に染みるような曲は個人的に必要ないわけで、もっと上がるような曲使って欲しかった。個人的に合わなかっただけの可能性が高いけど。

もっと狂った遊び心のある映画を期待してたんだけどな。これだったら同じ音楽を使って映画を盛り立てる「ベイビードライバー」のほうが100倍は面白かった。
やま

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