“秒でアガる”
前作に比べると若干劣ると言われる今作だけど、個人的にはこれも大好き。人がミンチに真っ二つに、血もドバドバ飛ぶし、仲間も敵もどんどん死ぬ。だけど英国紳士がスーツを整える様に、映画全体のキャラや曲やセンスが何事もなかったかのごとく最後まで面白さを爆速させる。たまんねぇ。
本人出演のエルトン・ジョンもミュージシャンとは思えない活躍振り、布石の様に現れた“ステイツマン”達も諜報機関が他にも存在するという世界観を広げてくれるし、何より敵役のジュリアン・ムーア演じるミス・ポピーが好きすぎるんだよね。“不思議の国のアリス”のハートの女王みたいってよく例えるのだけど、カラフルな服装やポップな見た目とは裏腹にクソサイコパスなところが最高。
あとは、ポスターでタロン・エガートンがコリン・ファースより前にいるところがアツい。総じて新作以外は秒でアガる。