ごてふ

キングスマン:ゴールデン・サークルのごてふのレビュー・感想・評価

3.8
ユナイテッドとしまえんにて。零時20分開始のスーパーレイトショウには若年層中心に2割弱の入り。開巻から怒涛のカーチェイスで掴み充分。前半だけで料金分は楽しめた。冷戦終結以降、間諜モノは仇敵(国家・体制)との緊張感がなくなり、今作では不本意だろうが麻薬シンジケートとの荒唐無稽な死闘がテーマ。少々露悪的なところもあるが、物量にものを云わせたプロダクションデザインとスピーディーな演出、玄人好みのサウンドトラック、更にはオスカー級の名優たちの大真面目なお芝居が相乗効果を挙げて堂々たる門松演目でありましょう。お国柄や人種・階層を茶化したギャグもあったようだが言語の壁でニュアンスまでは解らず。それにしても古希を迎えた大物アーチストまで引っ張り出して、ユーモアの総本家である英国の悪ふざけは筋金が入っている。
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