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キングスマン:ゴールデン・サークルのkensyoのレビュー・感想・評価

4.8
2018/01/13
素晴らしい。
緻密なアクションと色彩設計と音楽選びで、ガジェット大量登場で、なのにスタイリッシュとかおしゃれな感じからは外れてて、色使いや描写がちょっと下品で、「娯楽作だよ!」っていうのを前面に押し出した御都合主義のストーリー。
「キングスマン」ぽさって、悪ボスのキャラを含めて、そういうスノッブさだと思うのですけれど、本作でもそれが遺憾無く発揮されてた。

続編の特権で「キングスマン」という組織そのものの描写に尺を使わなくて良い分、アクションシーンに注力されていて、正統の続編、という感じのパワーアップだったと思うな。

ただ、前作も今作も、主演に「コリン・ファース」ってクレジットされてるのは、タロン・エガートンが可哀想、と思ってしまう。
コリン・ファースはセクシーだし良い役所だけれど、どちらの作品も、ちゃんとエグジーが主役として物語が出来てたのに…笑

2020/05/11
観直したので追記

1から続けてみてみたら、前作であった映画の細かいネタが無くなっててそこはちょっと残念だった。
コリン・ファースの見る蝶の幻想が繊細で美しかったし、あの演技力って何なのかというくらいすごかった。

続編を作るのに当たっていろんなプランが考えられたと思うんだけど、この形にしたのはすごいなって思う。

「カントリーロード」のシーンは今ひとつカタルシスを感じなくて、それはこの映画が良い意味で深刻じゃないので、何処かで「それっぽく描いているけれど冗談なんじゃないか」って考えてしまうからだと思う。
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