エルトン・ジョン " お友達 "
ギミック満載のアイテムや何処か憎めない悪者など、レトロなスパイ映画を彷彿させる要素を活かしつつ、うま〜く現代版にアレンジして、見事ヒットさせたのが前作「キングスマン」でした。
その続編が作られるというニュースを聞いたときは、楽しみな反面、あのテンションが維持できるか心配でもありました。
正直「キック・アス」の二の舞になったらどうしようかと(あの続編は監督が変わっちゃったからだと思うけど)…。
しかし、実際に蓋を開けてみると、前作の痛快さとブラックさは健在で、余計な心配だったと気付かされました。
ただ、個人的には前作ほどの衝撃はなかったし、ストーリーの盛り上げ方など、映画としても前作の方が出来が良かったように感じます。英国紳士たるスマートさも不足気味。
特に気になったのは前作から登場しているキャラクターへの仕打ち。「エイリアン3」におけるヒックスやニュートのような扱いはちょっと…。いくらなんでも愛がないですよ。
あぁ、ロキシー… (ノД`)。
しかも、新キャラクターが特別に印象が強いわけでもなかったですし。
特にチャニング・テイタムの無駄遣いが酷い。活躍は次回にお預けということ⁉︎
もちろん、いいところもいっぱいありました。
バトルシーン、アクションシーンは文句なしでした。
冒頭のカーチェイスはこれぞキングスマン！
プリンス「Let's Go Crazy」が熱い！
ぐるぐる回るカメラ、スローモーションとクイックモーションの絶妙なバランス。めちゃくちゃかっこいい！
うまく言えないんですが、構図がすごくかっこいいんですよね。どこを切り取っても様になるというか、漫画の見開きページみたいな、かっこよく"魅せる"カットが多かった。
新規アイテムもなかなか。
コン○ーム型発信機って発想がヤバい。仕掛ける一連のシーンが無駄にエロいっていう。
ステイツマンのレーザー投げ縄もかっこいい。
それから、やっぱりエルトン・ジョンですね(笑)。
最初は単なるカメオ出演かと思っていたので、また出てきた！ここにも出てきたぞ！からのアレですからね。ぶったまげました。
メインキャスト並みの活躍っぷりでした！
キービジュアルやポスターとか、チャニング・テイタムと交代したほうがいいんじゃない⁉︎
