バルバワ

キングスマン:ゴールデン・サークルのバルバワのレビュー・感想・評価

3.9
終盤のエグジーvsチャーリーのある限定格闘を観て「愚地克己だ!」と思ったのは私だけではないはず!

はてさて、今作が公開されて皆様が楽しそうにレビューを上げてらっしゃるのを血涙を浮かべて指を咥えて見ていたので、個人的には「やっと観れたね(辻仁成風)」という感じでした。←知らない

いやはや相も変わらずブッ飛んでましたよ。ほとんどドラえもんの秘密道具の域に達しつつあるスパイガジェットは勿論のこと、序盤の『ファーゴ』を彷彿させるウキウキCookingや、"アイツ"の目頭が熱くなる熱唱シーン( まあ、ケアレスミス感はいなめませんが…)に、チャニング・テイタム演じるテキーラのバカ踊りには頭がクラクラさせられました。

また今回中心にある麻薬について大統領とあるキャラクター(特にこのキャラクター)の考え方が麻薬が原因で起きた悲惨なニュースを見た時の私と同じでなんだか複雑でした。前作よりも敵側(ポピーは別ですが)の信念に共感できる余地があるのは好ましかったです。

あと、作中色んな人が鏡のような関係なような気がします。例えば前述したあるキャラクターがエグジーが成り得たかもしれない姿なのかなとか思ったりしました。あと、これは映画評論家の町山智浩をはじめ色んな方々が仰っているようにイギリスとアメリカの比較でもありました。特に終盤の教会での喜び方が両国の国民性を如実に表れているように思えて面白かったです。

まあ、前回とパンデミックシーンが似てるやポピーはあんな感じに国に喧嘩を売っちゃうのは…テヲウタレルゾ( ´〰️`)とか、レビューで何度も挙げているあるキャラクターの顛末が救いがなさ過ぎかなとモヤモヤしましたが、アクションは相も変わらず超カッコ良かったです!あと続編には様々な国の特徴を捉えた諜報局がどんどん出て来て欲しいなぁと勝手な妄想が膨らむ一作でした。

因みに…日本の諜報局はコードネームは『七人の侍』から取って、服装は甚平、武器は寿司爆弾、名刺手裏剣、コミケの紙袋バズーカ、箸刀とかで、車はマリオカート、名前は《オモテナシマン》希望です!いやぁ妄想が広がる広がる!
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