みーみー

キングスマン:ゴールデン・サークルのみーみーのレビュー・感想・評価

3.5
決してつまらないわけではないんだけど、期待もしていたぶんがっかり感はそれなりに大きかった。

前作と比較して新しいと感じる部分がなく、レベルを落として同じことやってるだけという感じ。一番大きい違いであろうと思っていたキャストに関しても、チャニング・テイタムやハル・ベリーをまさかあんな使い方すると思わなかった。チャニング・テイタムなんて続編ありきの使い方じゃねえかと。

冒頭のカーチェイスはアガったけど、逆にあれがピークだった気もするし、新しい武器も出てきたには出てきたけど、全然ワクワクしない。前作のような音楽との相乗効果もなかったし。

そもそも、敵が前作のアイツとかなんなんだよっていう。下っ端なのかと思いきや、まさかの主要メンバーだったり、犬のロボットとかしょぼすぎる。ウィスキーのパッとしなさもなかなかだし、せめて、ジュリアン・ムーアがめちゃくちゃ強いくらいの意外性はほしかった。

ハリーが実は生きてたっていうのも正直別に死んでてよかったんじゃないかと思う。マーリンが死んだのも本当は生きてるんじゃないの?とか余計なこと考えてしまうし、実は生きてたっていうのが物語上活きてる感じもないし。

っていうか、マーリン殺さないでほしかった。好きなキャラクターなのに。しかも、ストーリー上の必然性がなくて、なんか無理矢理泣けるシーン作った感じだし。お望み通り泣いたけど、やっぱりあの展開は悲しい。ハリーが死んだ時よりよっぽど悲しいわ。

エグジーの彼女が全然かわいくないのも残念。なんであんな感じの人キャスティングしてしまったのか謎。

エルトン・ジョンは素晴らしい使い方だった。
みーみー

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