じゃがいもおじさん

キングスマン:ゴールデン・サークルのじゃがいもおじさんのレビュー・感想・評価

3.9
劇場版カントリーロード。

前作は大人版スパイキッズってかんじでコメディまでいかないものの非常に明るいスパイ映画で良かった。
今作も同様にしっかりと「キングスマンの続編」をしっかりやっていた点は非常に良し。

バットやロープや鞄や傘のヘンテコガジェットにミンチ大好きサイコパス女、ロボット犬、ロケットパンチだけおじさんら魅力的な悪役、頭ハッピーセットまではいかないものの適度なグロ、「ああキングスマンだな」ってすぐ理解できた。

ゲイネタとか本人出演でガンガンやってるのは笑わざるを得ないしあれも良し。
戦闘シーンは進化していた。
見せ場多し。

ただ少し残念な点もあってマイナス。
ざっくり言うと人の命について。
ファンタジーまでいかずあくまでも現実路線なんだから生き返らせちゃダメだろと。
前提として生き返らせられるから今作で散っていった人たちがいまひとつ霞んでしまう。
死に方もあり生き返らないんだろうけどさ。
カントリーロードは素晴らしかったけど無理にああした感が否めない。

あとはこれまた大人の事情を感じてしまう各キャラクターの出演時間配分について。彼の早々リタイアからのラスト復活、お金の問題か、スケジュールの問題か、、何か考えちゃうよなあ、あの不自然さは。

色々思うことはあれど、カントリーロード。以上。