滝和也

キングスマン:ゴールデン・サークルの滝和也のレビュー・感想・評価

3.8
カントリーロード
逝く人、帰ってきた人。
エルトン・ジョン(笑)

現代007のカウンター映画健在。

「キングスマン ゴールデンサークル」

遅ればせながら、拝見(^^)マシュー・ボーンの毒毒(笑)いや独特なセンス光るスパイ・アクション、キングスマン第二弾。

現在の007のリアル路線に対するカウンターであり、過去の荒唐無稽さにオマージュを捧げ、英国らしいブラックジョークをスパイスにグロさをまぶした前作の系譜を受け継いだ良作であるのは間違いないですね(^^)

007ファンとしてはロジャー・ムーア以前の007的なアクションやギミックは大好きですので、その辺りから(笑) オープニングのカーアクションは上がりますよね。ボンドカーさながらのロンドンタクシー。狭い車内での義手の男との対決。ロジャーボンドを思い出す(笑)基本的に女性を誘惑して敵に迫る辺りも(笑)更に雪山の山頂の敵基地。女王陛下の007を思い出す。さらにロープウェイ。ラストはジャングルの敵根拠地と如何にも007好きにはニヤリとさせる展開。そこに捻りを加えてくるのは監督のセンスですね。

マシュー・ボーンのアクションの撮影センス(好き嫌いはありそうですが…)音楽のマッチングはやはり楽しい。今回は復活のハリーとエグジーのアクション共演は嬉しい所。

ただ007的であるが故に敵の強さやキャラ、荒唐無稽さによりやや左右される点も同じなんです。前作がサミュエルでなければね〜。ジュリアン・ムーアは好きな女優さんなんですよね。サイコ役もキュートなんですが、どうしても弱い。もっとぶちかましてくれても良かったかな。メカがあれだけ出てくるなら、御本人もリブリー並に強くても(笑)

後、駄目ですよ。口を尖らせて口笛吹かせては。きれいな方の口の周りのシワは…。

またハリーこそキングスマン!と中心に添えたことで、他が弱い。アメリカのステイツマンの振り切れ方が想定内ですし、サポート的になりましたし。ハリー自体もややインパクトに欠ける結果かも…。

何より、彼が復活したので、往年のジャンプやヤマトばりに生き死には…。なんか皆帰ってきそう。マーリンのカントリーロードは最高なんだけどね。こう言うシーンは私涙ぐむんですよ、普通。でもそこまでに感じないのは次あるんじゃねと思うからでしょうか(笑)

後ヒロインこっちか〜となっちゃいましたよ。ロキシー…(T_T) この辺も毎回ヒロインが変わる007にしなくても…。

サー・エルトン・ジョンは物凄くいい人だってことはわかりますね(笑)音楽提供含めて。英国らしさが強まりましたから(笑)

少しエグさが抜けたかなとは思いますし、見やすくなったとも思います。絶妙の真面目さと不真面目さのラインがこのシリーズはツボに入ります。全作見ている007ファンの方にはオススメかな(笑)

追記
因みに雪山ロープウェイのグルグルは、昔後楽園遊園地にありましたよね。ローターと言うやつ。遠心力で壁に張り付き体が浮き上がる。修学旅行で乗った際、友達が2人吐きました…。