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キングスマン:ゴールデン・サークルのmatchypotterのレビュー・感想・評価

4.0
カントリ〜ロ〜ド、テイクミ〜ホ〜ム〜、、、マーリーーーン!マーーリーーーーン!
マークストロング、ホントこのおじさん渋いな。
コリンファースとジェフブリッジスがいてもまったく引けを取らないダンディズム。最後まで任務を全うする勇姿に惚れる。

タロンエガートン、個人的イチ押し俳優。
コリンファース、こんなおじ様になりたい俳優。
マークストロング、演技の幅がスゴい俳優。
この紳士3本柱がイギリス勢キングスマン。

チャニングテイタム、肉体オシ勢い俳優。
ジェフブリッジス、豪快でドスの効いた声のレベルが違う俳優。
ハルベリー、何歳になろうが、眼鏡で地味ぶろうが色気が制御できない女優。
こっちがアメリカケンタッキー勢ステイツマン。

ここに、ジュリアンムーアと謎にエルトンジョン。話も色々あるが、この見た目だけでイギリスとアメリカをドストレートにわかりやすく、もはやお互いを極端に揶揄してるかの如くの極まったお手本みたいな構造で収めているのがスゴい。

冒頭からいきなりぶっ飛ばしてて、一気に引き込まれる。
逆にここで引き込まれないともうついていけないぐらい、頭を掴まれて水の中に突っ込まされて溺れ殺されているような気すらする超強引なロケットスタートが素晴らしい。

今回も紳士としてスマートにキメながら、きったないお下劣描写も満載。そんなミンチマシーン、そのために作っただろと言わんばかりのどっしり構えたお約束マシーン。
まさかの本人登場でしっかり自虐といつも通りの派手な衣装で笑いを取り爪痕を残すエルトン。
あくまでキングスマンの映画なのでステイツマン側は少し動きは控えめではあるが、存在感はまったく控えていないメンバー御一行。
特に鞭使いのウィスキー、何かスゲーのにスゴく見えないスゴさ。天下一品。

1の時はこのテイスト(と首チョンパ花火)がとても鮮烈で衝撃的だったが、2はそれを受け継ぎながら、今回も謎のメカテクノロジーやら、薬物やら、秘境の地やら、ガジェットやら、王女やら、詰め込み詰め込み、何が何だとあまり深く考えるとすぐに振り落としにかかられてしまうほどの畳み掛け。
この畳み掛けを深く考えずに心地よく流れに巻かれて、煙に巻かれて。もう快感。

このスーツに身を包んだ危ない英国紳士。
こいつらの限界を知らない破茶滅茶は止まることを知らず、こっちもクセになる。早く続きをください。
次はエピソードゼロみたいな話っぽいけど、タロンエガートンも観たいっす!もうダメかな〜。
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