詩情溢れる短編小説を、と手にとってみたら、真っ白なダイアリー帳だった。
見せたい事は理解出来るが、あまりに退屈。
音楽の使い回しとタイミングも疑問。
隣の爺さんは9割は爆睡。
あちこちから鼾も聞こえ、モゾモゾと暇を持て余す姿が。
見所は、お婆ちゃんが爆睡する孫のお腹をペチンッ、ペチンッ、と弄ぶシーンのみ。
オープニングとエンドロールはクール。
あの質素な日常で大量の生活ゴミに謎が残る。
あの田舎で軽トラすらないのはあり得ないが、両親を交通事故で亡くしたとか?
どうでもいい。
日常と詩情を堪能するなら「パターソン」を観る方がいい。
本は立ち読み出来るし、音楽も視聴は可能。
映画館は入念なリサーチと覚悟で会心の一撃の喜びは計り知れないが外すとどうにもならない。
開始15分で退出なら、一部返金のクーリングオフをお願いしたい。
2017劇場鑑賞87本目