ちょっとした趣味

走れ、絶望に追いつかれない速さでのちょっとした趣味のレビュー・感想・評価

3.6
低予算感は否めないが、それが日常のいい味を出している。

屋上、銭湯の、トンネルの歩道で座って話してる、何気ないシーンが印象に残ってるのは、どこか懐かしくてこんな友達いたらいいな。と感じさせられているからだと思う。
だからこそ突然の死の真相を追いかける主人公と共感しながら見てられる。
逆に言うと共感できなかったら退屈な物語だとも思う。

太賀がいちいち素晴らしくて、短い時間なのに過去やその後の話を勝手に想像したくなるような惹きつけられる演技をしていた。