歳を重ねる中で募る、焦燥感や、諦念、不安。
どうしたいか分からないけれど、どうにかしたい。
タイトルとポスターの文字の力強さから、駆け抜けるようなエネルギーに溢れた作品かと思っていたのですが、ずっと静かな作品でした。
光の使い方と、映画に漂う空気の匂いが素敵な映画でした。
朝日、空、海がとても印象に残っています。
どんなに考えても分からないこともあるから、見切りをつけて光のある方向にただ進んで行くしかないのかな。
そこに自分の思い描いていたような現実はないかもしれないけれど、
「走れ、絶望に追いつかれない速さで。」