走れ、絶望に追いつかれない速さでの作品情報・感想・評価

「走れ、絶望に追いつかれない速さで」に投稿された感想・評価

今年「私は光をにぎっている」、来年「静かな雨」の2本ともとても楽しみな作品の公開が控える中川龍太郎監督作品。
特に何か大きなことが起こる訳でもなく、主人公が亡くなった友人の残した1枚の絵をきっかけに自分の避けていたことを考え直すという内容を淡々と描いているだけなんだけれど、ワンシーン、ワンシーンがとても丁寧に作られているので観やすかったです。
たまに映る街並みのインサートとか屋上の朝日が昇るシーンとかとても綺麗に切り取られているし、部屋で2人でトマトを食べているシーンとか太賀がご飯を食べながら涙を流すシーンとか好きなシーンがたくさんある作品でした。
よく言われる、亡くなってからその人のことをもっと知りたいと思ったり、その人のことを全然知らなかったんだと気付かされたりする。
何か明確な答えが提示される訳ではないけれど、だからこそ人生は面白いのでは。
そして太賀さん、演技凄すぎ。
1つ1つの表情とか仕草とか、表現の幅が凄かったです。
あなたは本当に素晴らしい俳優さんだ。
タイトルのセンスも素晴らしい。
青星叫

青星叫の感想・評価

4.7
秋の夜長
ふと見た名作

ふとした構図の良さに目を奪われ
演技に心奪われた

飯食いながら泣くシーンは圧巻…


親友の死に触れようともがく残された友人
あんな友人がいれば死ぬのも悪くないとさえ思えてしまった
7nk

7nkの感想・評価

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良い映画 4
残されたものの悲しみって
何をしても拭うことはできないけど、
それによって受け入れた事柄があるときに、何かを得させてもらえることがある瞬間ってきっとたくさんあるのだと思ったら泣けた。

中川龍太郎監督の間合いが
好きすぎてたまらない。
たまたまカメラマンの木村和平さんのトークイベントでお話きいてから作品をみているのだけど、
自分の心境に合いすぎてて出会えてよかった作品たちに愛募る。
やふみ

やふみの感想・評価

3.1
大賀良いな
朝焼け、夕日、夜明け、
これらの繊細すぎるリアルな空気感がじわじわと伝わってきた。その中に溶け込みながらも存在をしっかりと光らせている太賀は流石でした。
台詞が少ないからこそ感情の表現が核となっているけど、長回しのご飯食べるあの最高なシーンを含め太賀の表現が台詞以上だからこの作品は物凄い伝わってきた。
所々これいるかな、、とかは思ったけど…
この作品に映る新宿は大好き。屋上のシーンも。
音楽が青春映画みたいだなと思ったのだけど(特にラスト)なかなか良い味が出てたから泣けてきた。
太賀万歳
to5mi5

to5mi5の感想・評価

4.0
大切な人の死
しかも、病気や事故ではない。

なぜ。
自分は助けられる存在ではなかったのか。
自分の行動が何か悪かったのか。
あの時もっとこうしていたら。

残された人やその周囲の人の気持ちが良くわかる作品で、出会えて良かったです。
実体験だからこそできた表現だと思います。

太賀さんの泣きながらご飯のシーン、涙が止まりませんでした。
rune

runeの感想・評価

4.3

いま、このタイミングで観れたことが、自分にとってとてもとても意味のある作品になった。

残された側は、どうにか理由や意味付けが欲しくて、苦しくてもがくし、一生やり切れなさと付き合っていくしかないんよね。

「いっそ恨んでくれてたら。自分となんも関係ないとこで死なれてた方がキツイ」
というセリフがめっちゃグサッときた…

この作品はこの感情を経験してない人にはわかりにくいんかな。ロードムービーって書いてる人いたけど全くのお門違いやと思う。
作中で多くは語られない薫についてやけど、ところどころで漣と薫が一緒に過ごしたシーンが挟み込まれていたり、元恋人の理沙子の「私嫉妬してたんだよ」というセリフから恋人以上にお互いをよくわかった間柄であったことがわかったりと、本当は心の中で何を考えていたのか、どうして相談もしてくれなかったのか、何故死を選ばなくてはならなかったのか…主人公が感じていた「本当のあいつはわからないけど、一緒に過ごした時間は間違いなく楽しかった」という感覚がそのまま観ている人に伝わるような描き方だったように思う。

後半20分(宿のおじさん?にごはん出してもらって号泣しながら食べるシーンから)はずっと涙が止まりませんでした。まったくセリフのないシーンでの泣きの演技、太賀すごい…ファンになりました…

観終わったあとに、こういうものに出会えるから、やっぱり邦画が好きなんだよなぁと思った。




彼の人生が、幸せなものであったことを願って。


(追記)
あとからこの監督の作品を調べたら、同じく後半の泣きの演技が印象に残っている「愛の小さな歴史」の監督だったことがわかって、この監督はああいう場面をすごく大事に撮ってるんやなーということがわかった。すごい。
はた

はたの感想・評価

1.8

このレビューはネタバレを含みます

親友の死んだあとの虚無や苦悩が見えないまま薫の残した絵を頼りにルーツを辿ってくので誰に対してもあまり共感ができなかった 共感するほど感情が見えてこなかったし ご飯を食べながら泣く太賀のシーンもわかりやすく感情が見えるけど心撃たれることなく。。その他は綺麗な映像だけを見る感じだった 魅力的に感じていたタイトルも台詞からの抜粋だけど死んだ薫が口にしてた言葉、ってことではなく初恋の女が昔好きだったビジュアル系バンドの歌詞というオチ。。意外と現実はこうだという描写?太賀以外の俳優さんを知らず余計に退屈に感じてしまった
kana

kanaの感想・評価

3.3
期待値が高すぎたので、うーーむとなってしまった、、
四月の永い夢がすごい好きなのだけど、死の描き方が全然違うなと
とにかく死に引っ張られて、ずっとその中に囚われてしまってる

この映画からの四月の永い夢、というのが、監督の中での変化、成長みたいなのをすごく感じられる
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