イングリッド・バーグマンの伝記映画
いや〜〜〜!役者としてはさておき、ちょっと母親、あるいは人としてはどうなんですかねこの人!!
産んだら産んだで不倫して、次の男の子どもを産んで、また別の男って!
別に虐待をしていたわけじゃ無いし、娘も「(ジョーン・クロフォードの娘が書いた)『親愛なるマミー』みたいな暴露本を書かないか、とオファーが来たけど断った」と言ってて、一応の愛情を注いでいたことは間違いないっぽいけど
というか、子どもたちは一様に口を揃えて「もっと一緒にいて欲しかった」と...
やはりイングリッド自身が早くに両親を亡くしてるだけあって、彼女自身が子どもとの距離を測りかねていたのだろうと思う
「私は世の母親たちが言うような、歯を磨けとか、早く寝ろとか言う事は全く無かった」とは本人の弁
☆
映画の仕事でも、演出に対して同郷のベルイマンと喧嘩するほどの気の強さがあったみたいで、品のある癒し系のルックスとは大違い
確かアカデミー授賞式でプレゼンターをやってた時も、やかましいプレスに向かってブチ切れてて、オスカーをもらう側のレイ・ミランド(主演男優賞『失われた週末』)もドン引きしてた記憶
そういえば三度目のオスカー受賞式での「この像を頂くのは、毎度ながら気持ちのいいことだわ」とスピーチして、オーディエンスの笑いを誘った『オリエント急行殺人事件』には本作では触れられてないのが不思議