終始淡々と静かに進むものの、逆にこの映画は何を伝えたいのだろうかと次を探ってしまう。
母を失って孤独に苦しむ娘とその娘に上手く手を差し伸ばせず同じようにもがく父。そんな2人を繋ぐ母の魂と交信できる…
病気で母を亡くし摂食障害になってしまった娘と、同じように喪失感に苦しみながら、検察官として死体と向き合っていた。二人の間には埋められない溝が広がっていた。娘の治療を任されたセラピストの別の才能が二…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「大切な人と向き合えていますか?」
父娘の絆、再生のお話。
検察官の父親と、摂食障害の娘。
母親の死をきっかけに溝が深まり、どうにもならない状態に。。。
霊が見えるという特殊な能力を持ったセラ…
たったワンカットでいい。忘れられないシーンがあるだけで、それはかけがえのない映画となる。突然に母親を亡くした娘とその父親の、絶望と、断絶の果てにあるもの。冒頭からの1時間半がすべて枕だったのかと思わ…
>>続きを読む愛する妻を亡くしたことで父とその娘の歯車は、何一つ噛み合わなくなってしまった。すっからかんの心、まるで空洞。
検察官の父は死への感覚が以前にも増して麻痺し、娘は摂食障害に苦しむ日々。2人が真剣に向き…
雰囲気は素朴。設定は過激。
家族の死や拒食症、入院という設定でしか苦しみやその経緯を表せないのはいかがなものかと。事実だけで中身がほとんど描かれてないので。「父がかまってくれない」と嘆く娘もあんま…
森田芳光の『家族ゲーム』を初めて観たときのような感覚。浮遊感、とでも言うべきか。ちょっとズレた構図といい、独特な編集のリズムといい、なんとなくクセになりそうな妙味がある。これはこれで悪くない。
開…
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