じぇんぬ

ハードコアのじぇんぬのレビュー・感想・評価

ハードコア(2015年製作の映画)
4.5
【まるでゲーム感覚!新感覚POVアクション映画】

※この先映画のネタバレと「ドラゴンクエスト-Your Story-」のネタバレを含みます。

POV(一人称視点)にハマり、ホラーだけでなくアクションにも広がったジャンルなのかと意を決して視聴。

かなり大当たりだった~~~~~DVD買っちゃった

画面酔いが酷いと言われている「オカルトの森へようこそ」で鍛えられた私は問題なかったけど、三半規管弱い人は結構きついぜ。

【こんな人におすすめ】
・FPS(人称視点のシューティングゲーム)が好きな人
・グロめの要素が入っても問題ない人
・ストーリーよりもとことん激しいアクションを楽しみたい人

【ストーリーに意味がない件に関して】
いろんなレビューサイトみてもオチの意味とか、最初の回想シーンに疑問符売ってる人が多いので私なりの考察を入れ込んでいきたい。

まず前提として、この作品は実際の”とあるゲーム中の話”であり、たびたびメタ的行動が起こることにより映画としての演出を作り上げているという点。

《黒幕の男はゲーム製作者》
劇中でもっとも強い男であるエイカンは”ゲーム制作者”という部外者なのだと感じた。
圧倒的力を持ち、ストーリーが進むにつれて力を増す。
常に主人公を監視することが出来るという観点からマスターデータを持つプログラマーか何かがゲーム内で監視をするという「フリー・ガイ」的な話なのかなと。

ただ何らかの力によりゲームキャラに殺された世界は管理人を失い、シャットダウンの道をたどったという筋書きを考えました。

《クローンを作ったジミーの存在》
劇中で何度も主人公を救ってくれたジミーは自分がオリジナルとなり、不自由な身体をクローンと同期させていた。
これは言うたらゲームでいうところの”プログラムが同じモブキャラ”なのかなと。

死んでも代替えがいる、そして主人公を導くという点からもゲーム進行に欠かせない存在であると言える。

「ドラゴンクエスト-Your Story-」のオチが実は"仮想空間"でした~~~と同じようにこの世界線も本当にFPSのようなゲーム内の空間でした!が裏ストーリーになっているのかと思います。
じぇんぬ

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