いやいや、なかなかに見所のある映画でした。
「主人公の一人称視点のみで描いた」とありまして、確かにその通り、なのですが、私はこの視点を全く知らないわけではない、と思っていました。思い出したのが、二十年余り昔の話、日本では「DOOM系」（私は当時Mac派だったので「MARATHON」と呼ばれるゲームで対戦してましたけど～）とも呼ばれたまさにゲームの視点そのものではないですか。今は”ファーストパーソン・シューティングゲーム”って言うみたいですね。序盤、声が出せないまんま、急に脱出をして～なんてゲームのプロローグそのもの。だから「映画としては新鮮」であっても視点的違和感はなかったですね。
死んでリセット、コンティニューはないままｗ、映画の中盤からはいよいよ謎解き、そしてラスボスの対戦、と。この辺のストーリー的な展開、そして誰が敵だったか、と言う点は見所がありました。あ、この人悪い人だったのか～、みたいな視点、私は好きですね～。
途中、「海の上のピアニスト」が好きな私としてはティム・ロスが出てきたりしたのは嬉しかったですね～。
