一言で表するならゲームみたい!に尽きる。ゲーセンのアクションぐらいの面白さでしかないという感じ。主観視点になればより臨場感や没入感が増すのか?というと、これが全然そんなことない。
まず、ストーリーもキャラもゲーセンのゲームと同じくらいで、とってつけた程度というのが問題。ストーリーやキャラという土台の上にアクションがある訳で、逆だとどうでもいい感が出てしまう。ジェットコースターにちゃんとお客さんを乗せずに走り出されても困惑するのみ。故に、興奮もサスペンスも生じにくい。
第二にゲームみたいな視点であることで多くの制限は生じてしまって、かえって不自自由で没入しづらい画面になってしまっているということ。なにより、もう廃れて久しいグラグラ映像の繰り返しという点。普通に疲れるし、見づらい。いかに現代ハリウッド最高峰アクションが整理されつつ、スピーディーでアイディアに富んでいるかを認識する反面教師になってしまってるかも。