志村けんさんの代表キャラと言えば
バカ殿ですが、
新旧の時代劇でも様々なバカ殿が
登場しますね。時にそれは、
悪事のシッポを掴むための
カムフラージュだったりします。
特に、『旗本退屈男』(1958)で
片岡千恵蔵御大が扮していた
バカ殿は、終盤のモードチェンジで
背筋がゾクゾクッ!ときました。☆
さて、今作でヨロキンが扮する
若きバカ殿。
ビジュアル面でも、活躍ぶりでも、
史上最高にイケメンなバカ殿
ではないでしょうか。♪
キャラ同士の繋がりが面白い。
皆それぞれが胸に秘めた事情を
抱えていて、正体を隠しつつ
わちゃわちゃと絡み合う。
捨てキャラが居ない。
東野英治郎や西村晃を観て
育ってきた世代ですが、
月形龍之介が演じる黄門様の
威厳には及びません。
タコ部屋で寝るハメになろうが、
丘さとみに手をブンブンされようが、
その威厳はいささかも揺らぐ事が
無いのです…!
月形黄門を何本か観た方には、
『風流使者 天下無双の剣』を
是非一度ご覧頂きたいですね。
“本人が演じるニセ黄門様”
なんて、そう見れませんよ?(笑)