KotaroKinoshita

鉄の子のKotaroKinoshitaのレビュー・感想・評価

鉄の子(2015年製作の映画)
3.7
主役の子役2人が素晴らしい。思春期前のこども独特の揺らぎを繊細に捉えていて、会話ややりとりも自然かつ豊かに演出されている。田畑智子ら大人の配役もよく、スギちゃんの芝居も絶妙。
ただ、前半は"離婚作戦"のワクワク感で楽しめるのに対し、後半は展開も演出も凡庸に。肝心なところで今一歩攻めが甘く、惜しい。


演出0.8
人間0.8
驚き0.6
社会0.7
趣味0.8


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
驚き=斬新さ、意外さ
社会=社会との距離感、倫理観
趣味=個人的な好き嫌いの印象