このレビューはネタバレを含みます
ハロルド・ロイドが喋ってんじゃん!とビックリ😲
1947年製作とのことでトーキー映画が当たり前の時代になったということですね。
会社員を22年続けたロイドがある日、会社からリストラを宣告される。
酒を飲んで酔っ払い、気が大きくなったところ、万馬券的中の幸運が転がり込む!酒池肉林の贅沢を楽しんで、翌朝目覚めると記憶にない様々なことがロイドに押し寄せる、と。
結局、サーカスをどうするか、がストーリーの核になる。また、ビルの高層階にて落ちる落ちないの演技も盛り込まれており、ハロルド・ロイドはこの高層階での演技に相当自信があり、特技としていたのだろうなと思わせた。
1947年の映画ですが、サラリーマンについて言及しているシーンもあり、印象的だったのが、「サラリーマンは決まった時間に、決まった場所で、決まった仕事をとにかく繰り返す。無職の方が頭を使う。」といった様な意味あいの台詞。当時の時点でそんな風に思われていたんだ。
ヒロインの女優さんのファッション、出で立ちが1920年代の作品らしいに比べたら少し現代っぽくなっていて、時代の変遷が感じられ興味深かった。
2度目の鑑賞(2019.08.04)
終盤のライオンちゃんジャッキーとロイドとおっちゃん3人がビルで宙ぶらりんになるシーンの凄まじさに息を飲んだり爆笑したり。どうせあれなんでしょ、スタントとか無しのガチ撮影してんでしょ!となぜかブチ切れながら爆笑していた。
いやー、笑った笑った。
百獣の王ライオンでさえも自身の笑いの道具にする男、ハロルド・ロイド。気をつけなはれや!