あきしげ

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラードのあきしげのレビュー・感想・評価

3.0
ロバート・ロドリゲスによる、
『マリアッチ』三部作完結編。

一作目の『エル・マリアッチ』、
7000ドルの低予算映画です。

二作目の『デスペラード』、
7万ドルの大作映画になる。

三作目の『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』、
2億9千万ドルの超大作映画へと大きく引き上げられます。

シリーズを重ねるごとに製作費が増える。
それと同時にロバート・ロドリゲスから、
作品で描きたい事が丸々抜け落ちました。

主役はエル・マリアッチですが、
本作ではなぜかサンズが主人公。
物語のきっかけを作る人物です。
エル・マリアッチはお情け程度。
サンズに利用されるエルの扱い。
ロドリゲス監督の意図とは違う。
そのはずだと思う粗雑な扱いだ。

ただ、本作はキャストが豪華。
黒幕でのウィレム・デフォー、
犬を連れるミッキー・ローク、
ヒロインのサルマ・ハエック、
黒幕の娘役エヴァ・メンデス、
監視役であるダニー・トレホ、
友人エンリケ・イグレシアス、
みんなそれなりの見せ場あり。

しかし、本作はあくまで主人公がサンズ。
彼の言動一つ一つが作品を違う風にする。
最後の立ち回りも脇役とは思えない演出。

それでも主役のエル・マリアッチは奮闘。
ちゃんと最後には主役の見せ場あります。
しかし、それは巻き込まれただけの演出。

乾いた街。
麻薬組織。
独立戦争。
死者の日。

まさにメキシコという感じ。
伊達にレジェンドじゃない。

でも、エルじゃなくサンズ。
『レジェンド・オブ・サンズ/デスペラード・エル』
これが正しいタイトルです。

プエルコ・ピビル、
食べてみたいです。
それが美味くても、
コックに罪はない。

MY-36