エル・マリアッチ祭り③
3部作の最終章だが、公開当時シリーズとは知らずにこの作品から鑑賞。
加えて、ロドリゲス監督初体験作品は『スパイ・キッズ』であったため、巷の評価ほど嫌いではない。
ただ、改めて見直すと、ジョニー・デップ as サンズの介入のせいで話が中途半端になってるし、スローモーションを多用したキメのアクションも無い。
何なら我らがサンタニコ、サルマ・ハエックも回想シーンのゲスト扱いだ。
だがしかし!本作はバンデラスの渋カッコよさでそれをカバーしている!
スローモーションが無くとも、前作より余裕ある応戦でレジェンドに相応しい男になっていた。
今回、シリーズを一気見して気づいたのが、本作のラストの決着のつけ方といい、そもそもこのシリーズの設定といい、ロドリゲスの『用心棒』や『座頭市』愛がダダ漏れしてるな、ということ。
この辺がタランティーノ共々、日本人に好かれる所以なんだろうなあ。