Ichi

バジュランギおじさんと、小さな迷子のIchiのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

■本質
人間の普遍的なことを描いているから、国や世代を超えて愛される映画だよね。

親が子を思う気持ち。子が親を思う気持ち。困っている人を助けたい気持ち。規則よりも善いことを優先したい気持ち。善いことをしている人を応援したい気持ち。人身売買を憎む気持ち、人を信じられなかったことを後悔する気持ち。

そういう人が本来持っていて、でも日常では押し込められている気持ちを、画面いっぱいで見せてくれる。解放させてくれる。こんな人たちばかりだったらいいのに、こんな世界であったらいいのに、と夢を見せてくれるのがとにかく素晴らしかったなぁ。


■ポジティブ面
痒いところに手が届いてる映画だよね。みんなが見たいシーンを見せてくれる。

悪を成敗するシーン。親と再会するシーン。これまでの登場人物がニュースを見るシーン。民衆が立ち上がるシーン。女の子が声を出すシーン。おじさんと再会するシーン。

「こうであってくれ」と願うシーンを必ず見せてくれる。だからスカッとするんだよね。
Ichi

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