コロナウイルスによるイベント自粛が広がる前の先月、小さな講演会をさせて頂いた
「映画と子育て」と題した昨年秋に行った第二弾を、という大変光栄なオファーを実現したのです!
その講演会の「つかみ?部分」で、
インド映画の魅力について話しました。
忙しくて、なかなかゆっくり映画を観られない
子どもたちと一緒に安心して観られる映画はないかな、
というお母さん方にインド映画をおすすめしたのです。
その時の話の骨子から
皆さん、インド映画を少し下に、安っぽく思ってらっしゃらないですか?
すぐに踊っちゃうみたいに😃
でも、最近のインド映画のクオリティの高さは、凄いです!
世界的にも完全に高水準として認知させれいます。
インド映画の良さは、
「分かりやすい、見やすい展開・人物の感情描写」
でも、それが安っぽくらないならないのは
「人物の背景、社会との接点がしっかりしていること」
激しいシーンが殆どなく、「子どもとも安心して観られる」などなど
「音楽がとてもよく、ノリがいい!」→時々踊る😃
本作も絶好調インド映画の良いエッセンスを全て含んでいる!
インドのヒンデゥー教の熱烈な信者、純朴そのものの若者バワンと幼い女の子が出逢う
女の子は言葉を発することができない、パキスタンからインドにやってきて、母親とはぐれてしまっていたのだ。
バワンは、この子をパキスタンの母親のもとに送り届ける覚悟をする。
しかし、パキスタンとインドの関係は良くなく、バワンは正規のルートでパキスタンへの入国さえもままならない。
ここまで聴くと、
「はあ、だいたいこんなラストになるな」
って、誰もが予想できるでしょう!
そう!あなたの予想通りに終わります!
いや、あなたの予想以上のラスト😃になります!
まさに、ここがインド映画の魅力なんです!
みんなが予想する通りになる。
でも、物語としての揺さぶりがこれでもか、というくらい効いているし、
何せ、観客が主人公を大好きになっているので、
120%感情移入させられてしまうのです!
それから、「安易なハッピーエンド」に陥らないのは、講演でも話したように、
人物の背景がとてもきちんとしている、
社会と個人の関わりが丁寧に描けているので、
映画としての奥行きや説得力が出てくるのです。
本作でも、宗教の違い、隣国との対立
これを個人の想いは超えられるのか!
という大きなテーマがドーンと大きな柱になっている。
これって、日本でも撮れるテーマなんだけどね、
踊って、アクションして、笑って、
ハラハラして、涙する
面白い映画のエッセンスが全て詰まっています!
女の子シャビーダーがとにかく可愛いし、バジュランギがとにかくカッコいい!
コロナウイルスで休校になり、いつもよりお家で過ごす時間があると思います。
本作はお子さんと安心して観ることができます。
多分、お子さんより親子さんの方が涙でぐちゃぐちゃになってしまうでしょう!
インド映画の上映時間の長さも、
2、3日に分けて観てもOK!
💮おすすめ作です!
絶対笑えます、泣けます!