このレビューはネタバレを含みます
「きっと、うまくいく」以来のインド映画。
ミュージカル、アクション、ラブストーリー、ヒューマンドラマ、ロードムービー、一作品の中に全ててんこ盛りにギュギュッと詰め込んできて、時間は長いのに全く飽きさせないところはさすがです…！
インドとパキスタンの背景については恥ずかしながら正直そこまで詳しくなかったのですが、終盤に出てくる「子ども達に、憎しみではなく愛を教えよう」という言葉には感動しました。
どうしても争いを繰り返してしまうのが人間だし、今も本当に殺伐とした世の中で、日々やるせない思いを抱えて胸が痛むことばかりだけど、バジュランギみたいに、ただただまっすぐに相手を思いやる気持ちをみんなが忘れずにいられる、優しい世界を作りたいなぁと願わずにはいられません。
ラストの方はバジュランギが撃たれるシーンや拷問されるシーンが多くてハラハラしたけど、あれで死んじゃってなくて本当良かった…
ずっと言葉を発することが出来なかったシャヒーダーが力いっぱい大きな声で叫ぶ「おじさん！！ラーマ万歳！！」には号泣…｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ
とにかくシャヒーダーが終始天使すぎて癒し…
話せないぶん表情が豊かで、満面の笑顔も唇ふるわす泣き顔も頷き顔も"あちゃー"の顔も、全部がほんとーーにかわいかった♡
私もあんな愛らしい娘を生みたい…
