じーみぃー

バジュランギおじさんと、小さな迷子のじーみぃーのレビュー・感想・評価

4.6

国は人によって成り立つけども、一国を一個人として捉えがちですよね、僕達って。僕も嫌いな国がありますけども、その国出身の仲の良い友達がいたりしますもんね。今作はそんな社会問題にメスを入れてあります!

不満が見当たらん映画でしたわ。
素晴らしい所ばかり!

先ずは、画の美しさ!
インド映画特有のダンスパートが美しすぎて感動しましたよ。ラ・ラ・ランド顔負け(のような気がする)。前半は人の動きや街並みによる美しさ、後半からは自然の美しさに息を呑むことに。 贅沢すぎる映画です。
2つめは物語に強引さが感じられないところ。いい意味でかなりスムーズなんですね。ひとつ例を挙げるならば、主人公バジュランギの半生の振り返りを語るシーン。その部分への導入までがスムーズ過ぎてちょっと笑っちゃいましたもん(笑)。特筆すべきポイントではないかもしれませんが、個人的に唸ってしまうほど、気に入りました。バジュランギが筋肉ムキムキなのにレスリングが下手くそな理由なども良かったです。

個人的に、今まで観てきたインド映画の出演者や、同じ景色などが見られてちょっと感動。自分の中にも少しずつ蓄積されてきてるものもあるんだなぁとしみじみ思うのでした。