バジュランギおじさんと、小さな迷子のネタバレレビュー・内容・結末

「バジュランギおじさんと、小さな迷子」に投稿されたネタバレ・内容・結末

ボリウッド鑑賞後の多幸感は凄い。これまで観たボリウッドの中でもかなり好きな主人公。相変わらずベタだけど好きになれる主人公を作るのが上手い。強面だけどいい人感が出ているのが凄い。
パワンとシャーヒダーの欠点を補う意味でもストーリーの演出的意味でもナワーブが色々と有能で好き。
表情だけじゃなくジェスチャーが大事なのもよく分かる。
ストーリーは細かい事抜きにもう感動するしかない方向に自在にコントロールされているのでクライマックスは最高潮。
パキスタンとインドというシリアスな問題を軸にしながら、笑いあり、涙あり、踊りあり、立ち回りあり...、長めの時間を感じさせない、秀逸なエンタテインメント。

迷子の女の子を助けるバジュランギは、現代のヒーロー。この物語は英雄譚なのだと思う。宗教、階級、国家間の壁という、普遍的かつ今ある断絶を、愛の力で超えていく。突然の歌と踊りも、スローモーションを多用した立ち回りも、濃いなと思いながら、気付くとどっぷりとその世界にはまっており、国境に両国の人々が集まるラストシーンは涙を禁じ得ない。

パキスタンの美しい山の中。シャヒーダーがお腹の中にいるところから始まる。彼女が迷子になり、家族が嘆き悲しむシーンまではとてもシリアス。母親、そしシャヒーダーの表情に胸が締め付けられる。
彼女が祭りの中に迷い込むと一転。歌と踊り、色彩に溢れた世界に様変わり。突然の転換に驚きつつも、その渦の中に引き込まれている。
バジュランギと迷子の物語が本格的に始まる前に、彼の生い立ちが語られる。そこから語り出すのか、とこれにも驚きつつ、しかし、この語りがバジュランギの人となりと物語に厚みを与えていると思う。

バジュランギは最初から良い人だが、ヒーローだった訳ではない。異教徒を許容しない婚約者の父に遠慮があるし(実際は異教徒どころでは無かったが)、他人に任せようとしたりする。けれど、婚約者に叱咤激励される中で、自らの手で送り届けようと決心していく。最初から超越した存在ではなく(腕っぷしは強いが)、普通のおじさんがヒーローになっていく。そして本人はヒーローになる気なんてきっとない。ただ真っ直ぐ、愛と、自分の神を信じているだけ。その姿がなぜこんなにも熱いのか。

パキスタンで出会う人々は様々。バジュランギを捕まえようとする警察、スクープ狙いから協力者に変わるジャーナリスト、匿ってくれるバスの乗務員と乗客。逃走を手助けするイスラム教の指導者。
バジュランギの言葉を疑うこともなく、あなたのような人が両国にいて欲しいという乗務員。異教徒である彼らを受け入れ、ここでは皆が家族だという指導者。国家間というくくりでは見えなかった、人と人との交流に、眼を開かされる。みんな憎しみには飛び付くが、愛には(飛び付かない)、というジャーナリストの言葉は重い。

シャヒーダーと出会ったことにより、バジュランギは立ち上がり、彼らのために、両国の人々は立ち上がった。なぜ、彼女はバジュランギを選んだのだろう。
全ての起点となったシャヒーダーに、ラスト、奇跡は訪れる。彼女が初めて叫んだ言葉は、愛の固まりのようで、真っ直ぐ、胸に飛び込んできた。
ほっこりするロードムービーかと思ったら…それだけじゃなかった。

ただでさえ長い映画が苦手なのに、途中で話がそれるし、歌やダンスが入るし、これはもう一緒にのんびり旅をする気分で観るしかないな、と腹を括った。

しかし後半にこんな壮大なメッセージを持ってこられたら、尺が長すぎるとか、歌やダンスが多いとか、展開がベタだとか、バジュランギおじさんが頼りないとか、バスが派手だとか、そんなことは気にならなくなってしまう。

この映画のテーマはとてもシンプル。
国は違っても、宗教は違っても、子供を想う気持ちは同じ。
人を助けたいと想う気持ちは同じ。
大切なもの(神)を信じる気持ちは同じ。
バジュランギおじさんは、ムンニーと旅をしながら、いろいろな人と出会い、そのことを実感していく。

「異教徒」でもなく「外国人」でもなく、人と人として向き合うこと。
違いを認めて相手を尊重し、受け入れること。

もし違う監督が撮っていたら、バジュランギおじさんが銃殺されて終わるとか、悲惨なバッドエンドで終わらせたかもしれない。
現状と問題を提起するだけで終わらせたかもしれない。
でもこの映画はそうしなかった。

インドとパキスタンが、宗教の違いや憎しみを越えて歩み寄ること、争いをやめて共に平和を目指すこと…
おそらく多くの人が心の奥底では望んでいながら、同時にあきらめていることではないだろうか。
この映画はそれを実現してしまった。
そこに何よりも感動した。

夢物語?そんなにうまくいくわけがない?
そうだろう。
でも、少なくともこの映画は目指すべき方向を、希望を、示してくれた。
永久に憎しみ合い、争い合う以外の選択肢があることを示してくれた。
その意義は大きい。

こんな映画をつくってくれてありがとう。
国を問わずたくさんの人に観てほしい。
パワンが、良い意味で人の良さだけで生きているような人で、何度も泣かされるし、自分の行動を省みてしまう。
何故そこまでするのかと疑問に思ってしまうぐらい、徹底した善意の塊。

恥ずかしながら、インド・パキスタン分離独立や印パ戦争について全く知らなかったので、1つ勉強になった。

泣ける場面は数多いが、特にラストはしばらく止まらないほど。
パキスタンの国民が、パワンの善意を認め、祭り上げる。
世界中の人がこの映画を見たら、国家間のいざこざもなくなるのではないかと思うぐらいに感動する。

ハルシャーリー・マルホートラの、手を挙げて頷く仕草が可愛い。

ミュージカル部分は序盤のものこそ良かったが、それ以降は盛り上がりにやや欠け、それが、感じる時間の長さを少し増幅させてしまったかもしれない。
見逃してた今年の注目作。

今年観たホテルムンバイもガリーボーイもインドの中のムスリムという話だったことを思い出した。

まあ典型的なインド映画というよりちょっと社会派な感じがした。

パキスタンにいってると踊りが少なめだし。

市井の人々が大挙してっていう韓国映画みたいなオチは基本的には好きじゃないだけどまあ優しい世界になるための希望としてはいいんじゃないかなぁ。。

それにしてもムン二が可愛い。
途中ドキドキハラハラしたけど
バジュランギがすごいいい人すぎる。
インドとパキスタンの問題とかはよくわからんけどほんとこういう国際問題で無駄に国境超えれんとかやめたいよね。
新興宗教も大切なんやなとか感じた。
インドの音楽とか踊りとか意外に好きかも!
最後シャヒーダー声出てよかった。
感動した。
そしてシャヒーダーかわいすぎ。
インド映画のダンスシーンって最高にテンション上がる!!!すごく好きだった!!

ダンスを取り入れたエンタメもありつつ、現実的な問題にも触れている映画だった
国境をあんな風に越えるのはファンタジーなのかもしれないけど、それが良かったな

子役がすごくかわいい

最後の再会のシーンは泣いちゃうなぁ………




「スモールフット」
と重なる部分が多い
これは子供向けアニメだけど、国境問題と少し近い。最後のシーンがすごく重なってみえた。
映画鑑賞後、「虐殺」について
気になったから調べた。
この映画によって、恥ずかしながら
両国間の歴史に初めて興味を抱いた。
(自分の無知と無関心は棚に上げつつ)
観た人に興味を抱かせるだけでも
この映画の意義は大きいと思う。
そしてこれがインドで制作されたこと、
また、多くのインド人が観ていることが
素晴らしい。
パキスタン側の主張もあるだろうけど、
少なくとも両国の融和を望んでいる人が
いるってことが伝わるといいな。

とにかく。
パワンまっすぐ過ぎる。
シャヒーダーかわいい。かわい過ぎる。

2019#119
 インド映画はいつも通りとても大げさで非現実的だった。しかし、根底にどこか説得力もあり感動してしまう。これは信仰心というものの普遍性によるものだろう。思えば『バーフバリ』もそうだった。やはり信仰心をもつことの素晴らしさに、感銘を受けた覚えがある。

 ただ映画『タクシードライバー』を見てから、そう簡単に「信仰心が素晴らしい」とは思えなくなってしまった。

 この映画の主人公はどこへ行っても神様がついてくれている。だから孤独ではない。彼は忠実に教えを守る。そうすることで奇跡が起きた。
 しかしタクシードライバーの主人公は孤独だった。それが故に自らを選ばれし者だと信じ、使命感から暴走した。ある意味では彼も、彼なりの”神”を信じ、それに対して忠実であったともいえるのではないか。だとしたら信仰心は時に暴走や悲劇にさえつながるといえる。
 イスラム国によるテロも、ジハードを理由に行われていた。他にも信仰が暴走する例は数え切れない。信仰心は決して手放しに礼賛できるものではない。それだけは忘れてはならないが、結局は自分なりに信じるしかない。この映画のように信じた先に道が開けることもある。たとえそうでなくても信じる。それが宗教に深く帰依する者の宿命なのだろう。
 大した信仰心もない自分にはよくわからないことだが。

とまあ、こんな風な七面倒なことを考えなくて済むように、インド映画は大げさなのかもしれない。
40

愛にあふれた温かすぎる映画だった…!
起承転結はっきり描いてくれて展開もコロコロ変わるインド映画、個人的にはすごく好きです。2時間半の超大作だけど全然長く感じなかった🥺

彼らの国境を越えた愛を通して、周りの人々が少しずつ心動かされて変わっていく姿がすばらしい…。登場人物みんないいひとたち、ラストにかけてポロポロ泣いてしまった。

ムンニーの笑顔を見ているだけで幸せになれる、、、!


(ツボったのはセルフィーいちいちとるやつ)


ずっと観たかったから滑り込み映画館で観れてよかった。阿佐ヶ谷のミニシアター初めて行った📽
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