このレビューはネタバレを含みます
団、谷、小沼監督の花と蛇
1974年、原作団鬼六。脚本田中陽造。監督小沼勝。
光浦靖子の愛読者(テレビで言ってた)である日本ハード小説界の異端児団鬼六先生。
団先生の代表作でもある「花と蛇」シリーズ
名美シリーズで石井ワールドを確立した石井隆監督、妖艶セクシー発言でバラエティーから美容トークでご結婚された杉本彩嬢でリメイクされた「花と蛇」
その元ネタを見てみようシリーズ。 団先生、それから日活ロマポルの代表作となった谷ナオミ主演。
基本のロマポルと思い鑑賞となりました。
もう類型的なキャラクター過ぎて
谷さん以外の方があまりにも
平凡な変わり者なんで全然緊張感やサドマゾ、変わった感じが
トコトン可愛い者、物語に見えて
結構拍子抜けしました。
なんか
主役の男の方と社長の方もなんかユーモラスな小芝居で
花と蛇がちょっとコメディ感覚に見えてしまうくらい
本来の団先生が描いた
倒錯的なサドマゾ世界が
がっくりするほど
痛みの無い
なんか快楽も伝わらない
平板な世界観になってしまい。
結局
谷ナオミさんの妖艶な表情だけが
その物語の素晴らしさが抜け落ち、薄くなりすぎて
谷さんの存在感だけ光るような
残念なまとまり映画で結構普通な作品に落ち着いてる気がしましたね。
同じ谷、小沼監督作品なら見た「熟れた壺」の方が断然良かった気がしました。
さて
小沼監督が描く
花と蛇のアメと鞭な日々
わりとにこやかにご覧ください。
追伸
しかし谷ナオミさんの妖艶な表情は、凄いエッチだと思いました。
なんか今では、キャバレー?スナックをやられてるとか?
ロマポル ちょこちょこ 独身の間に見ておこうと思ってます。