たむ

花と蛇のたむのレビュー・感想・評価

花と蛇(1974年製作の映画)
3.1
邦画がまだ映画であった最後の時代を遡っていくと、ATGと日活ロマンポルノに行き当たる気がします。
この時代から何を失い、変わったのか。
その辺りを探ろうとすると、確かにこの時代には「映画」らしさが感じられます。
人間の欲望を掘り下げ、現実ではこうはならないだろうと思いながらも、映画的な飛躍のある解決をもたらすラスト…。
実験的な映像と音の遊びも楽しめます。
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