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胸騒ぎのシチリアのmahのレビュー・感想・評価

胸騒ぎのシチリア(2015年製作の映画)
4.2
ロック歌手のマリアンは休養のため恋人のポールとパンテッレリーア島で穏やかな時間を過ごしていた。そこに元恋人のハリーとその娘のペンが合流し、賑やかなバカンスが始まる。


CMBYNの鑑賞翌日、何も映画を観たくない状態に陥ったまま同監督の作品なら・・・と鑑賞。
両方観て思うのは、ルカ・グァダニーノ監督の男女の何気ない会話、恋人同士の意思疎通、景観・食べ物の表現が非常に好み。衣装も毎回美しく、今作は全編Diorだそうで・・・。そりゃ最高ですね…。ティルダ様のお召し物が本当にずっと可愛い。
ハリーがダンスするシーンのロングショットは気持ちがいいのなんの。
何が何でもバカンスしたくなる。

直接口に出す前の何気ないアピールや、ちょっとやきもきする感じが心地良い。
しかしラストは思ってたよりテンポ上がって普通にびっくりした。


突然の安っぽいカメラワークだけが繊細さを壊していたので、そこだけは納得できず。

晴れた日に窓を開けて風がそよそよ吹き込む中観たので、すごく気持ちよかった。夏にまた観たい。
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