このレビューはネタバレを含みます
個人的にはビューティフルドリーマーよりこっちのが楽しめました。
友引メルヘンランド、とかいう突拍子もないスタートからでしたが、なかなか奇妙で興味深い世界が描かれていて掴みはOK!って感じでした。
ラムちゃんがルウを追いかけていく、都会のビル街をすり抜けていくカットやミラーハウス内のカットは、85年アニメにしたら凝ってるなあという感じがして良かったです。
確かにその後は冗長な展開が続いて、やや退屈ではありました。
ラムちゃんがいなくなって、その仲間たちも地球を去り、あたるたちはラムちゃんが来る前の平穏な生活に戻っていく・・・しかし何か心にぽっかりと空いたままの大きな穴、
面堂「僕たちは最も大切なものを失って、大人になっていくのか」
のあたり、結構好きです。
ストーリーのせいもあって、前に出てくるキャラが少なくて、ドタバタした展開がないので、物足りない人もきっと多いと思います。
自分としては、数ある中でこういうテイストもありだなくらいで受け止められました。