あなたを、想う。の作品情報・感想・評価

上映館(2館)

あなたを、想う。2015年製作の映画)

念念/Murmur of the Hearts

上映日:2019年11月02日

製作国:

上映時間:119分

あらすじ

「あなたを、想う。」に投稿された感想・評価

Tomoboop

Tomoboopの感想・評価

4.0
なんか神秘的。。
あまりに幻想的なブルーはそのトーンの自閉性がやや……。演出の決まり方がもうバチバチで、加えて酒場と食堂のシーンはもう。
Aya

Ayaの感想・評価

3.5
#twcn

何も知らずにふらっと見た私は素敵な作品に出会えた、と思いました。
やはり、映画は縁だな。

ポテチを地面に落としたらもう終わり!!

2015年の台湾映画にしては。2018年作品と言われてもわからない。それぐらい台湾映画はここ10年成長を続けていると思います。

どんだけ上から目線やねんw

「薄氷の殺人」「若葉のころ」「台北セブンラブ」「KANO」「私の少女時代」「百日告別」「十年」と同じ年なので、2015年て豊作だったんだ〜。
てかシルヴィア・チャン「山河ノスタルジア」に出てたしジョニー・トー作品「香港、華麗なるオフィス・ライフ」では脚本も書いてたなんて、もう俳優兼監督ってよりは俳優もやる大御所監督だと思います。

ちなみに「ハーバー・クライシス」のラスト「共犯」「点対点」「1分間だけ」「10分」「効遊 ピクニック」「祝宴!シェフ」も2014年とまたすごい・・・。

この2年間はものすごい数の台湾、特に台北を舞台にした映画が多く動いてましたね。しかもほとんど日本語で観れるようにしてくれてありがとう(T_T)

なんとなく時間が合ったので、シルヴィア・チャン監督作品という情報だけ見て、スクリーンに入りました。

あーーーーーーいわゆる台湾映画!
とにかくキラキラしてて、どこかファンタジックで、たまに残酷描写(人間的な)が挟まり、脚本や演出には結構抜けがあって、脚本もそこそこで、それが台湾映画独自の愛らしさとして確立している、そんな作品。

なので、好き嫌いは絶対分かれます。

この物語と雰囲気が胸に刺さる人にとっては掛け替えのない作品になるでしょう。
映画的な完成度に重点を置く人はツッコミ所が多いでしょう。

ある程度、台湾映画に免疫のある人は「牯嶺街少年殺人事件」と「GF*BF」が見たくなる。

人魚の向かい話を兄妹に聞かせてくれる優しい母。
しかし、娘だけを連れて緑島を離れ、台東へ。

大きくなった娘は画家として活動するが、付き合ってるボクサーのチャン・シャオチュアンとの関係も、自身の生い立ちによる所の精神が不安定で、病院に通っている。
Dr.にだけは自分の怒りや悲しみ、母について、そして記憶にある、ある詩を語ってみせる。

この彼氏がチャン・シャオチュアンなので、まあそこそこええ歳なんですね。
でもボクサーの宿命、網膜剥離になってしまい、それを子供の頃からお世話になってるジムの社長に黙ってるとか不誠実!!
しかも恋人のユーメイに対しても感じ悪い!長い付き合いの情だけの恋人って感じ。

しかし、チャン・シャオチュアンの網膜剥離とユーメイの妊娠と時期が重なるもののお互い言い出せず・・・。

チャン・シャオチュアンの最初の水のシーン自然でいいですね!
うわあ・・・これ無理パターンや・・・。

あと、ユーメイが彼氏に妊娠を言えない、のはわかるんですけど、なんでそんなに不幸そうなん?と思ったら、トンデモナイ真相が隠れていた・・・。
そりゃ怖いよね(T_T)
ツライよね(T_T)
私もずっと「あれえ?」と思っていた真相が明らかになるシーンはショックで開いた口が塞がらなかったです。

このユーメイが作ってる絵画アートが、個人的には結構いいと思っていて、途中、バイヤーに「テーマは変わらないが作風が変わった」と言われるのですが、それもばっちりわかるほどハッキリしたアートでした。

でもいつまでも妊娠は黙っていられない。
ボクサーの道が絶たれて無職なことも黙っていられない。
2人は共に生きることができるのだろうか?

そして後半ちょっと忘れてたチャン・シャオチュアンの親父の話も入ってきて・・・。

この母の話と子供達が大人になった話がシャッフル的に挟まる構成がわりと下手くそなので理解しづらいですw
こういうとこが台湾映画の課題のひとつ。
構成力と脚本。

あと、なんかすいません!チャン・シャオチュアンのこと、歳とかいっといて、実はユーメイの兄をクー・ユールンが演じてるんですよ!!

映画製作当時38歳・・・すごく若く見える!!
30歳の役だし。
てか「牯嶺街少年殺人事件」の時からの見事な成長。
ちょっと今作、コン・ユにも見えませんか?!

地元、緑島で食堂を営む嫁さんに逃げられた粗野な父ちゃんが頑張って息子を自分のような人生を送らせないために勉強させて大学まで入れるの普通に泣くし!!

そんな息子、クー・ユールンが旅行ガイドでこの緑島へ観光案内してる横で、めっちゃ何気なく船から手錠かけられた人が連行されてるの見て、えっ?!
何それ?!
ノイズすぎる爆笑!!してたら、この島、伝統的に監獄があるらしくってwそのあと、ゴロゴロそんな人が登場・・・もしてこないんですw
下手くそw

この描写、ぜひ全然関係ない映画でやってくれたらめっちゃ笑えると思ったので、パクりましょう!(何この推奨w)

そんな弟は母においていかれた、妹の方がひいきされていた、と悩み、教会のユン先生にいつも話をきいてもらっている物静かな好青年。
モテるやろ〜。
緑島を出て台東で暮らしている模様。

もうラストに向けての展開が・・・恥ずかしい!!!
こういうとこだぞ!!
台湾映画のこういうハッピーなラストを見せる「ために」かなり無理のある強引なストーリー展開にいきなりシフトされるの・・・もうそろそろなんとかならないだろうか?

いや、感動的なんだけど・・・よかった!ってなるんだけど、シンプルに恥ずかしくないのかな?
台湾映画というものが、なんの進歩もしてないやん。
それが味、と言われれば返す言葉はないです。

あの虹、とか結構荒れ狂ってる波の高い海辺、とか食堂の美味しそうな料理、とかギャラリー、ボクシング選考会、海など、あっ、今ファンタジーの世界に逃避してる!とかの見せ方はめっちゃうまいのに・・・出来てるとこと出来てないとこのバランスがごちゃごちゃしてるから、どこから直していいのかわからないのすごい台湾映画!

でもこれが変わっちゃって、脈略のハッキリしたクオリティの高い映画を作られたら作られたで、寂しくなるんだろうなあw

人魚の描写、海を泳ぐ母の美しい姿と泳ぎ方もとても綺麗で魅力的です。
そんな青に包まれた画面をみているのも気持ちよかったし、本当に海のシーンが綺麗。

てか、出産シーンやばくない?!
え・・・あれ、絶対、ほんまの出産シーンやんね?!
いや、私こども産んだことないから、経産婦さんに教えていただきたいんですけど?!?!

ちなみに大きく舞台となる台東は真ん中らへんの右側。ぽちょんて緑島もありました。
台北までは電車で3時間半とか。

だったら、朝の8時に台北で酔っ払って目が覚めて「列車ですぐ向かいます!夕方くらいには着きます!」って言ってたクー・ユールン、時間かかりすぎじゃね?!

あと「影のない人」の件どうなったよ?!
天使的なおっさんの設定が甘いよ!(登場するシーンに法則がない)

私はこれからも台湾映画を追っていきますよ。
完成されている香港映画界へ中国資本が入って久しいですが、今はそれも無理です。(現実に純香港映画である「イップマン 完結」の中国香港公開が大幅に遅れた)

そしてクオリティとしては香港と台湾の中間に位置し一部の才能ある監督は突出した作品を生み出すが、他はドキュメンタリーくらいしか見所のない中国本土映画。
この3つの「国」の映画史を現在進行形で追っていけるのが嬉しいです。

ジョニー・トーが黙ってるの気になります。


日本語字幕:最上 麻衣子
良すぎた公開前ビジュアルで、期待値と勝手な雰囲気を 予想し過ぎてたなぁ.. それとは違う仕上がりに戸惑い、溺れそうになった。水の中に潜ってる様な、、
やっぱ台湾は中国と違い 澄んだ空気と海、街並みが好き。。

ずいぶん昔の子どもの頃の思い出。
家族で旅行していて、僕は列車の窓際の席に座っている。
車窓の風景をぼんやり見ながらその暖かさに既にうとうとしている。
周りでは家族がお茶を出したり、お菓子を広げたりしている。
その声や音は聞こえるのだけれど、もう半分眠っていて、なんて言っているかはよくわからない。
でも、そんな家族の気配に包まれ、まどろみながら僕は知らないどこかに向かっていた。

この物語の登場人物たちは、それぞれ、
哀しいこと寂しいこと辛いことを抱えている。
不穏な影が付きまとい、これ以上彼らを苦しませないでと
願うことは一度ばかりではない。
でも、なぜか、心のどこかで穏やかでいられるのは、
何度も出てくるあの母のおとぎ話のおかげだと思う。
夜、子どもたちに語って聞かせるおとぎ話。
優しく、子どもたちの髪を撫でながら、肌に触れながら、
ささやくように、歌うように子どもたちに語りかける。
玉を転がす音か何かのように、心地よく安らかだ。
こんなに優しく郷愁に満ちた言葉を僕は知らない。

そして、海。
物語には様々な表情の海が登場する。
深い海、冷たく濃い青。空気の泡が銀色に光る。
そこから、暖かい陽の差す水面へゆっくり上がっていく。
きらめく水面に、大きな尾びれが踊る。
防波堤に打ち付ける激しい波。
波は暗い海の中まで広がり、まるで墨を流した水墨画のようだ。
浅瀬の緑を帯びた青、波打ち際の潮溜まりに取り残された小さな魚。
そして、母がおとぎ話で言った通り、魚は家に帰り、
永い永い別離の時は終わる。

今でも、あの列車の光景を思い出す。
夢なのか現実なのか曖昧だ。
でも、それが一番幸せな記憶のひとつであることに気づいた僕は、
ちょっとだけ泣いた。


「あなたを、想う。」アップリンク吉祥寺20200102
Sho

Shoの感想・評価

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台湾映画あんまみたことないから新鮮だった、もう一度みたい
mstashd

mstashdの感想・評価

4.6
トレーラーの美しい映像に引かれて映画館へ。
冒頭の青空が衝撃的に美しい。期待を裏切らなかった。こんな青空を描いた人はいただろうか。しかし、その後青空は一切出てこない。全編に渡って曇りか雨である。
その分冒頭の青空の強い印象が最後まで残る。
物語は海によって紡がれる。海の映像も美しい。時間と人生の錯綜。決して饒舌には語られない。まるで海が人と人とを結びつけると言わんばかり、時間と記憶に海が結びつけられる。と思っていたら最後、本という媒体を通して、言葉が離れていた人を結びつける。鳥肌がたった。
冒頭の青空も、何度も描かれる海も、この言葉のためにあったのだ。美しい映像を最後にひっくり返す強い言葉。感服である。
登場人物がそれぞれ父の不在だったり母との確執だったり、親に対する複雑な想いを抱えている。これら両親の不在が象徴しているものは台湾のヒストリー抜きでは観れないだろう、と特に思わされたのはユーメイが母と関係にあった男のブックトークのため本屋に訪れるシーン。手に持つ本の「白色恐怖」の字だったり、なんか色々大事だったと思うんだけど!(もう一回観たらもうちょっと語れるかも。) 台湾の不安定なナショナルアイデンティティの行先はやはり美しい自然へと向かう。正直シナリオだけだと寝てないけど寝た、といったところで映像美を楽しむ映画。
hmkry

hmkryの感想・評価

3.7
じんわりあったかなきもち。
小さな偶然とラストの必然、幻想から得る希望。
Barのシーンがすき、
酔うためにBarがある。村上春樹みたいね

兄のおとぼけ顔に見覚えあって途中ではっとした…台北暮色の人!
台湾映画は静かで映像が綺麗で好み

🎥2019年→75本
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