ふたりの愛の記録でございます。はい。
ツァイ・ミンリャンの創作の、生きていくことの源泉はリー・カンションなのです。
ツァイさんはカンションさんの母みたいでした。母性ダダ漏れです。毎日ご飯作って、健康のこと考えて、悪い人に騙されないかとか危ないことしないかとか心配して。
カンションさんは、母ちゃんウザい、料理のレパートリー少ない、って言ってもやっぱり大好き。でもそんなこと言葉にしなくてもわかるでしょ。
ってかんじでした。
東京フィルメックスにて。
このドキュメンタリーにはそれほど興味があったわけではないのですが、上映後のティーチインにおふたり登壇と知り観に行きました。
結果、観て大正解!
ふたりが2時間以上、森の中の廃墟にて、椅子に座って話すだけの映像です。で、この廃墟、ふたりの家なんですって!どんだけ廃墟好きなの!
語り終えて、ふたりが去って、しばらくしたら‥‥
背景の森の木々が突風に揺れたんです。
あ、神さま通った!って思っちゃいましたね。